「付く・着く・就く・点く・吐く・憑く・附く」の違いと使い分け

「付く・着く・就く・点く・吐く・憑く・附く」の違いと使い分けとは?

「付く・着く・就く・点く・吐く・憑く・附く」と同じ読み方をする漢字の違い・使い分けを調べました
さっそく、それぞれの漢字の意味や使い方を見ていきましょう

【付く・付ける】常用漢字
意味
1.付着する。
2.付加する。
3.感覚器官などを働かせる。 など
用例
「インクが顔に付く」「服にしみが付く」「足跡が付く」「お供が付く」「知識を身に付ける」「付け加える」「車庫付きの家」「利子が付く」「学力が付く」「物心が付く」「名前を付ける」「条件を付ける」「味方に付く」「決心が付く」「気が付く」「目に付く」「鼻に付く」

 

【着く・着ける】常用漢字
意味
1.ある場所に達する。
2.場所を占める。
3.着る。
用例
「東京駅に着く」「目的地に着く」「頭が天井に着く」「手が床に着く」「手紙が着く」「荷物が付く」「落ち着く」「食卓に着く」「車を玄関前に着ける」「船を岸に着ける」「席に着く」「衣服を身に着ける」

 

【就く・就ける】常用漢字
意味
1.ある状況や仕事に身を置く。
用例
「仕事に就く」「教職に就く」「部長のポストに就く」「任務に就く」「守備に就く」「王位に就く」「帰途に就く」「緒に就く」「眠りに就く」「病の床に就く」「師に就いて学ぶ」

 

【点く・点ける】常用外
意味
1.明かりがともる。
2.電気で作動する機械が動く。
3.火が燃え始める。
用例
「部屋に明かりが点く」「街灯が点く」「一日中テレビが点いていた」「ラジオを点ける」「ライターの火を点ける」

 

【吐く・吐ける】常用外
意味
1.息などを吐き出す。
2.口に出して言う。
用例
「ため息を吐く」「一息吐く」「ウソを吐く」「悪態を吐く」

 

【憑く・憑ける】常用外
意味
1.人に乗り移る。
用例
「狐が憑く」「狐憑き」「悪魔憑き」「憑き物」

 

【附く・附ける】常用外
意味
1.そばに離れないようにいる。
用例
現在は【付く・付ける】で代用

 

 

以上がそれぞれの意味・用例になります
「付く・着く・就く」常用漢字(→常用漢字とは?)に、「点く・吐く・憑く・附く」は常用外になります
そのため、迷ったときは「付く・着く・就く」を使うことをオススメします

 

※使い分けに大きな影響をあたえない一部の意味は記載していません

 

 

それぞれの意味と用例を見てきましたがいかがでしょうか?
上の用例以外の使い方が出来ないわけではなく、文脈や解釈の違いで用いる漢字も変わってきますので注意してください

 

例えば、「知識を身につける」の場合
「付着する。」意味で「付」を当てるが、比喩的に「知識」を「着る。」ように捉え「着」を用いることもできます

 

このように、「付く」と「着く」の明確な区別は困難なため、「知恵がつく」や「けりがつく」などは平仮名で書かれる場合も多いです

 

以上をまとめてみましょう

まとめ

それぞれを簡単にまとめると

 

「付く」=付着する、付加する
「着く」=達する、占める、着る
「就く」=ある状況や仕事に身を置く
「点く」(常用外)=明かりや火が灯る
「吐く」(常用外)=吐き出す、言う
「憑く」(常用外)=人に乗り移る
「附く」(常用外)=「付く」で代用

 

の意味で使い分けることが出来ます
迷った時はどの意味を強く伝えたいのか考え、自分の納得できる表現を探してみてください

 

 

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